【ディスク使用率100%】Cryptographic Servicesが原因でPCが激重になる現象について【解決法】
「PCが突如として重くなった・・・」
それもちょっと重たいというようなものではなくて、激重なやつ。アプリがなかなか起動しないというレベルをはるかに凌駕し、トイレに行って、お茶を飲んでやっと動き出すぐらいの重さ。それでもまだ動かないときもあるぐらい。
決してフリーズしているわけではないけれど、とにかく重いし遅い。
Windowsやアプリのアップデートがバックグランドで動いている時も大概動きは遅いが、ちょっとそれとは比較にならない重さ。
と、いった問い合わせが立て続けにありました。
事例1
セキュリティソフトをアンインストール後に再起動したらPCが重くなった。
マウスは動くがデスクトップのフォルダが開けない。起動も遅い。
事例2
Windows updateをしたのち、PCが重くなった。起動直後は問題なく動くが徐々に動きが遅くなっていく。特にブラウザが極端に重い。
まずは以下の項目を確認しました。
・Windowsやアプリのアップデートがバックグランドで動いている形跡がない
・再起動しても改善されない
・念のためウイルス感染の可能性も考慮してウイルススキャンをしてみたけど問題なし
こうなると、話はややこしくなってきます。最悪の事態として、ハードの故障やOS再インストールが頭をよぎります。軽く冷や汗が出ますね。
しかし、諦めるのはまだ早い。いや、正確には早かった。
cryptographic Servicesが原因でPCの動きが重くなっていることにたどり着き、なんとか改善することができました。
確認箇所
タスクマネージャー→プロセス をチェック
・ディスクの使用率が100%(もしくはそれに近い)になっている
・「Cryptographic Services」がディスクを占有している
・\Windows\System32\catroot2内のフォルダ内にログファイルが大量にできている
ディスクでソートして(①)、「Cryptographic Services」が上の方に表示されているならかなり疑わしいです(②)。上の画像ではSSDを使用しているのでディスク使用率が8%とそれほど高くないですが、HDDだと100%に近い使用率となります。
これらの条件が揃ってるのならば改善の見込みアリです。
解決法
STEP.1
タスクマネージャー⇒サービス⇒Cryptographic Services右クリック⇒停止
PCが重いのでタスクマネージャーを開くのも一苦労ですが、そこは根気よくやるしかないです。再起動直後にほんの一瞬だけ動きが早くなることがあるので、その隙をついてタスクマネージャーを起動してます。
Cryptographic Servicesが停止できれば、PCは一時的に重さが解消されます。時間がたてばCryptographic Servicesが動き出すので、停止している隙をついて (!) STEP2へ。
STEP.2
C:\Windows\System32\catroot2内のフォルダとファイルを削除
catroot2 のフォルダとファイルは念のためバックアップをとっておきます。いくつかのフォルダは削除できない場合もありますが、その時は放置しておきます(どうやっても削除できないので)。大量にあるログファイルが消去できれば大丈夫かと思われます。
cryptographic Services が原因なら、これで激重状態が改善されます。さっきまでの重さが嘘のよう。
PCが極端に重くなり途方に暮れた時には、cryptographic Servicesがおかしな動きをしていないか確認してみてください。